2025-09-29
【症例】左耳の低音障害型感音性難聴と耳鳴りの症例
こんにちは、hitohariです。
今日は当院に来られた耳の症状の症例をご紹介します。
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来院までの経緯
40代の女性の方。
3週間ほど前から突然、耳鳴りと聞こえにくさが現れました。
「ジーン」「キーん」という音が続き、耳がこもった感じもあり、特に低い音が聞き取りにくい。
さらに頭痛や首こり・肩こりも強く、寝るときや静かな場所で耳鳴りがひどく気になるようになったそうです。
耳鼻咽喉科で点滴やお薬を続けましたが、なかなか変化が見られず、ネットで当院を見つけて来院されました。
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初回の施術
触診すると、首の左側に強い緊張があり、押すと強い痛みを感じるほど。
顎の緊張も強く、「食いしばり」の自覚がありました。
首や顎の緊張を緩めるために、ふくらはぎや腎部、肩甲骨まわりのツボを中心に鍼を行いました。
施術後には、
「耳鳴りが少し和らいだ気がする」
「寝つきがよくなった」
とおっしゃっていました。
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通院経過
その後は週2回のペースで施術を続けました。
•5回目:耳のこもった感じが軽くなり、耳鳴りも小さくなってきた
•6回目:低音が聞こえるようになり、耳掃除のときの音も聞こえるように
•11回目:7〜8割ほど改善を実感
•14回目:耳鳴りは週に1度、少し気になる程度。ほとんど支障のない状態へ
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使用した主なツボ
大腸L、二ノ膠L、養老L、光明L、腎兪L、勝脱兪L、地天L
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まとめ
今回のケースは、発症から早い段階で来院されたことが改善の大きなポイントでした。
また、通院ペースが安定していたことも功を奏し、耳の症状がしっかり落ち着いていきました。
耳鳴りや突発性難聴は、耳そのものだけではなく、首や顎、全身の緊張が大きく影響することがあります。
今回も腎部や顎の緊張を整えることで、耳の状態が改善していきました。
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同じように悩んでいる方へ
突発性難聴や耳鳴りは、時間が経つほど改善が難しくなるケースもあります。
「少しでも早く動き出すこと」がとても大切です。
もし同じように耳の症状で不安を感じている方がいたら、一人で抱え込まずにご相談ください。
お手伝いできることがきっとあるはずです。
※施術の効果には個人差があり、すべての方に改善を保証するものではありません。
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