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2025-10-02

突発性難聴と低音障害型感音難聴の違い

~似ているけれど、少しちがう耳の不調~

朝起きたら、耳が詰まったように聞こえにくい。
昨日まで普通に聞こえていたのに、突然世界が遠のいたような感覚に襲われる。
そんな経験をされた方の多くは「突発性難聴」と診断されます。
ただし、同じように急に耳が聞こえにくくなっても、病院によっては「低音障害型感音難聴」という名前を告げられることもあります。
名前が違うと「いったい自分はどちらなんだろう?」と不安になりますよね。

突発性難聴とは

•ある日突然、耳の聞こえが悪くなる病気です。
•片耳だけに起こることが多く、耳鳴りやめまいを伴うこともあります。
•はっきりとした原因はまだ分かっていませんが、血流の乱れやウイルス、強いストレス、自律神経の不調などが関係していると考えられています。

低音障害型感音難聴とは

•名前の通り、低い音だけが聞き取りにくくなるタイプの難聴です。
•若い女性に比較的多く、耳の詰まり感やめまいを伴うこともあります。
•「突発性難聴の一部」と考える先生もいれば、「別の病気」と考える先生もいます。

違いを一言でまとめると

•突発性難聴:高音・低音を含めて、全体的に急に聞こえにくくなる
•低音障害型感音難聴:低音だけが聞き取りにくくなることが多い
ただし、両者ははっきりと分けられない部分も多く、実際には重なり合うこともあります。
大切なのは「診断名」そのものよりも、いま感じているつらさにどう向き合うかということだと私は思います。

鍼灸でできること

突発性難聴も低音障害型感音難聴も、体に強いストレスや自律神経の乱れを伴うケースが少なくありません。
鍼灸では、
•首や肩のこりをやわらげる
•全身の血流を整える
•自律神経のバランスを取り戻す
といったアプローチで、耳への負担を減らしていきます。
「原因が分からないからこそ不安になる」——そんな気持ちに寄り添いながら、できることを一緒に探していくのが私の役割です。

私自身の経験から

実は、私自身も耳の症状に悩んだことがあります。
聞こえにくさや耳鳴りというのは、他の人には分かりにくく、孤独を感じやすいものです。
だからこそ、同じように悩んでいる方が少しでも安心できるように。
そして「今の状態から抜け出せるんだ」と希望を持てるように。
そんな思いで、日々施術にあたっています。

まとめ

•「突発性難聴」と「低音障害型感音難聴」は、似ているけれど少しちがう耳の不調。
•名前の違いに惑わされず、自分の体が発しているサインに向き合うことが大切。
•鍼灸は耳だけでなく全身を整えることで、その不調を和らげる手助けができます。

一人で悩まずに、ますはご相談ください。

こちらからご予約いただけます。

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