【症例】3年続いた耳鳴りが、気にならないほどまで改善したケース
ご来院までの経緯
3年前から続く耳鳴りにお悩みで来院。
強いストレスや寝不足が重なると音が大きくなり、睡眠も4〜5時間ほどで早朝に目が覚めてしまう状態でした。
来院時の耳鳴りの大きさは、10段階中「5」。
常に「ゴーッ」という低い音が鳴っており、集中が難しいとお話しされていました。
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治療経過
1〜5回目
施術直後は「10→1〜2」と大きく軽減するものの、数日で戻るという状態を繰り返しました。
耳鳴りの背景にある「首〜腰の強いこわばり」「睡眠の浅さ」を考慮し、体全体の緊張を取る方向で施術。
6〜10回目
耳鳴りに“波”が出てくるように。
良い日は10→2ほどまで落ち着き、悪い日は7くらい。
まだ「うるさい日」が多いながらも、変化の兆しが見えはじめました。
11〜15回目
朝の耳鳴りがもっとも強く感じるが、日中は気にならない時間が増えてくる。
体の緊張も和らぎ、睡眠の質にも少しずつ変化が見られました。
16〜21回目
次第に睡眠が安定し、途中で目が覚めず朝まで眠れるように。
耳鳴りの音自体も軽くなり、日常生活で気になることがほとんどなくなりました。
ご本人の希望で、21回目をもって一旦終了。
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使用した主なツボ
築賓(ちくひん)・膀胱兪(ぼうこうゆ)・曲泉(きょくせん)
※体の緊張や血流の滞りを整えるため、他のツボも適時選択。
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まとめ
3年以上続いていた耳鳴りでも、身体の緊張を一つずつ丁寧にほどいていくことで、
“音が気にならない”状態まで改善できた症例です。
耳鳴りはすぐに消えるものではありませんが、
「体が整ってくると、音の感じ方も変わる」ことは多くの方に共通しています。
焦らずに、少しずつ「響きのない時間」を増やしていくことが大切です。
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患者さんへのメッセージ
長く続く耳鳴りは、どうしても「治らないのでは」と不安になるものです。
けれど、体の緊張や睡眠の質が整ってくると、
音そのものが軽く感じられたり、気にならない時間が増えていきます。
「少し良い日がある」——その積み重ねが回復への道筋です。
焦らず、体を整えながら、耳と心の負担を軽くしていきましょう。
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