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2018-10-12

生理痛などの婦人科系疾患でピルを飲むことについて思うこと

今回、美容鍼灸をやるにあたり腸セラピーと子宮ケアを軸にメニューを作りました。

改めて婦人科系疾患について、勉強していたところ婦人科系疾患に悩んでいる方でピルを服用されている方が意外に多いのかなという印象を受けました。

ネットなどで調べてみると、リスクもあるけどメリットの方が多いよというサイトを数多く見かけます。

確かに生理痛がひどく辛い方や子宮筋腫や内膜症で悩んでいる方にとってはピルはとても魅力的な薬だと思います。

ただ少し怖いなというのが本音です。

結論から言うと、ピルを飲むこと自体はもちろん反対ではありませんし、そんな権限はありません。

ただ、飲み続けることについては少し疑問に思います。

というお話です。

そもそも前提として辛い生理痛って当たり前にあるものだと思っていませんか??

月によって重い軽いがあるだけで痛いのが当たり前だと。

いろんなサイトを見ていると、あたかも辛い生理痛は当たり前にあってどうにもならないからピルを飲んでコントロールしましょうというような書き方になっています。

ここがすごく怖いところです。

不自然な薬を体に入れてコントロールしていることに疑問を持たないといけないよということです。

生理痛はあって当たり前のものではないです

むしろ

なくて当たり前にしなくてはいけません。

生理痛が起きているということは体の中で何か起こっているよと、信号が出ているということです。

子宮筋腫や子宮内膜症も同じです。

その送られてくる信号を、毎月くる煩わしいものと捉えることが間違っていると思うのです。

ピルを飲むことでメリットがあるという記事も良く目にします。

  • 月経がコントロールできる
  • 月経血の量が少なくなる
  • 内膜症の予防になる

というメリットがあるそうです。

これだけみると本当に魅力的な薬です。

ただ、やはりここでもおかしいということに気づかないといけません。

上記であげたメリットは本来、体が正常であれば気にする必要のないものだということです。

本来、月経の周期というのは自然と28日前後の周期でくるものなのです。

では、なぜこんなにピルを推奨するサイトが多いのかというところです。

ピルを推奨するサイトのほとんどがお医者さんの書いたHPです。

婦人科系疾患において治療する方法は薬物療法か手術しかないのが現状です。

生理痛や子宮筋腫などを引き起こすホルモンが何かはわかっても、どうしたら治るのかというのは分かっていません。

なので病院ではピルを処方して痛みを緩和する方法しかないのです。

そう、ピルは症状を緩和しているだけで治してはいません。

中には良くなっていく方もいますが、ピルのおかげではなく自己免疫力で良くなっているにすぎません。

ピルを飲むことでの副作用があります。

血栓症、心疾患などがあります。

これも、リスクを補って余りあるメリットという言葉でうやむやにしている印象です。

本来の体の状態に戻せばリスクを追う必要もないのに不思議な話です。

そもそも生理痛や子宮筋腫ができる時点で体には何らかの異変が起きています。

それをピルで症状を緩和しているだけなので、体の異変が起きている状態は何も変わっていません。

では体ではどういう状態が起こっているかというと。

生理痛や子宮筋腫というのは体の中で冷えが進み、血液の流れが悪く滞っている状態になっています。

そこに生活習慣や食べ物などが影響して子宮に負担がかかっている状態です。

子宮は冷えて動きが悪くなっています。

そこに生理周期で体が低体温になる周期に入ると、ただでさえ冷えている子宮が余計に冷えて不調が出てくるのです。

また冷えているということは、子宮周辺の血液の流れは悪くなっているということです。

ピルを飲むときに起こる副作用の一つに血栓症があります。

これは血液が固まりやすいということです。

本来であれば、血液の流れをよくしなければならないはずなのに悪くしているということ。

逆のことをしています。

冷えを改善すると血液の流れも良くなり、症状がだんだんと良くなって行きます。

ただ、だんだんと良くなるといっても個人差があると思います。

私はピルを飲むこと自体は反対ではないと最初に言いました。

とても辛い症状があるときはピルを飲んで症状を一次的に抑えるのはいいと思います。

辛い症状があると体をよくする気にもなれないからです。

ただ、症状が緩和しているときに体をよくする方向に持っていく意識がないと良くないよということです。

冷えを改善する方法はいくらでもあります。

鍼灸治療もかなり有効です。

ヨガや運動で股関節周り、骨盤周りをしっかりと動かすことで血流改善をする方法もあります。

そうやって自分の体としっかりと向き合って、体をいい状態に持っていくことが、これから年を取ったときに影響してくるところだと思っています。

何より生理は赤ちゃんが生まれてくるための大事な体のシステムです。

妊娠を望む女性ならなおさら大事にしなくてはいけません。

症状が緩和されることは、辛い症状を持つ方にとっては魅力的です。

ただ、長い目で見たときに飲み続けることがいいことなのか、それが自然なことなのか、不自然なことなのか、という判断基準を持つことが大事なことではないかと思います。

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竹内杏奈

愛知県知多市の鍼灸院&ヨガhitohariのヨガインストラクター。一児(男の子)の母。趣味は旅(最近行けてないけど…)。モットーは「自分でできることは自分でやる」。
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