はり治療で鍼はどこに刺すのか?
今回は当院の治療方法をお伝えします。
その前にはり治療というものを想像すると、どういうイメージでしょうか?
気になるところ、痛みが出ているところに鍼を刺すイメージですかね?
あとは、たまにテレビでやるようなパフォーマンスのような治療方法がイメージにあるかもしれないですね。
当院は【整動協会】に所属しています。
この治療法は患者さんが訴えている患部に直接、鍼をすることがあまりありません。
肩が辛いと言われても肩には鍼はしません。
腰が辛いと言われても腰には鍼はしません。
この治療方法に患者さんは結構びっくりされます。
僕も患者さんの驚きに驚きました。
鍼灸治療というと局所治療、いわゆる辛いところに鍼をするところが多いそうです。
体に痛みが出ている時、痛んでいる場所に原因がないことがほとんどです。
なので、痛んでいる場所に鍼をしても根本的に治ることは少ないと思います。
治療しても、すぐに元に戻るのはこのためです。
デスクワークの仕事で肩こりを訴える方は多いと思います。
デスクワークだと、一日中椅子に座っています。
そうすると椅子に座っている影響でお尻が硬くなっているかもしれません。
パソコンの打ち込み作業が多いと指先が疲れ、腕も疲れているかもしれません。
ずっとパソコンの画面を見ているので当然、目も疲れます。
だんだん顔が前のめりになるので首も疲れそうです。
簡単に考えただけでも、肩こりの原因が潜んでいる場所がいっぱいです。
ここの、どの部分が一番肩に影響しているのかなと考え、鍼をします。
そうすることで、肩に鍼を刺さずとも肩が緩んでいきます。
他の辛い症状も同様の方法で診ていきます。
どこに痛みを発生させている原因が潜んでいるのかを、お話や体の状態を見ながら考えて、治療して行くのが当院の治療法です。
鍼灸を受けたことのない方は、痛いところに鍼を刺すイメージがあります。
それに加え、その想像している鍼が注射針か縫い針なんです。
想像しただけで痛いですね。
鍼を刺す深さも大事です。
大体は2〜3mm程度で、場所によってはもう少し深く刺します。
何でもかんでもズブズブと深く刺せば良いってもんではないです。
ちゃんとツボに当たっていないと効果半減です。
でも実際のところ、どんな治療法でも良いけど、すぐ元に戻るんじゃないの?
というのは患者さんなら誰しもが思うところです。
次回はそんなお話をしたいと思います。

竹内敦

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