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2025-09-30

【症例】耳鳴りが気になって眠れない

夜、布団に入ったときに耳鳴りが気になって眠れない。
そんな経験をされた方は少なくありません。静かな時間だからこそ音が際立ち、心まで休まらない…これは想像以上につらいことです。今回ご紹介するのは、高校生の頃から耳鳴りを抱え続け、眠れないほど悩んでいた20代女性の症例です。

患者

20代 女性

来院

2020年10月

症状

高校生のときに突発性難聴を発症し、以降耳鳴りがずっと続いていた。
最近は特に夜、耳鳴りが気になって眠れないことがあるため「どうにかならないか」と思い来院。

治療内容

発症から6年以上経過しており、聴力の正直な回復は難しいことを説明。
ただし、耳鳴りには日内変動(時間帯による変化)が残っており、改善の可能性は残されていると判断。
1〜4診目
•左耳に難聴・耳鳴りがあったが、現在は右耳にも耳鳴りを感じる。
•触診すると胸鎖乳突筋や首の筋肉の硬さが非常に強い。
•首・肩まわりを中心に緩める施術を開始。
•2回目までは変化なし。3回目の時点で右耳の耳鳴りが気にならない程度に軽減。
•4回目開始頃には、左耳の耳鳴りも小さくなる時間が出てきた。
5〜7診目
•疲れや寝不足のときに耳鳴りが大きくなるが、施術を重ねるごとに落ち着き、気にならない時間が増えてきた。
•状態は良くなったり悪くなったりを繰り返すが、施術後は安定するため定期的に通院を継続。

主に使用したツボ

合谷、開魄、三陰交、四隅、温溜、陰陵泉

まとめ

難聴や耳鳴りは時間が経過してしまうと回復が難しいとされるが、今回の症例では耳鳴りに改善傾向が見られた。
特に首こりが強く、足や腰、子宮の血流の悪さが首に影響していたと考えられる。
難聴そのものは変化しなかったが、耳鳴りが「気にならない時間」が出てきたことで、生活の質は向上している。

患者さんへのメッセージ

耳鳴りは「仕方がない」と言われることが多い症状です。しかし、体の状態を整えることで音の感じ方が変わり、眠れるようになったり、気にならない時間が増えていくことがあります。
長年続いている耳鳴りであっても、あきらめずに一度ご相談ください。

一人で悩まずに、ますはご相談ください。

こちらからご予約いただけます。

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