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2018-10-04

ヨガの骨盤矯正って?骨盤調整って?

ヨガや整体で骨盤調整や骨盤矯正ってよく聞きますよね?

骨盤の歪みが原因で〇〇に痛みが出ていますなんてことも。

非常に曖昧な表現だけどなんか効きそうなキャッチーなフレーズですよね。

 

私が思うに問題は骨盤というより周りの筋肉。

骨盤には体を支える強靭な靭帯や筋肉が集まっています。

硬い筋肉(使われないとどんどん硬くなります)があると、動きが悪くなるのは想像できると思います。

骨盤周りの筋肉に柔軟性がなく使えない筋肉だと、いざ動こうと思った時にとても負担になり、痛みが出たりする。

 

産後骨盤〇〇というのもよく見ます。

産後骨盤の戻りが悪くて不調が出るなんてことも聞きますよね。

確かに出産では骨盤を開かなくては赤ちゃんが出てこられないので筋肉が緩みますが、骨盤の開きが元に戻らないということはないと思います。

 

産後の床上げという言葉があります。

出産というのはすごく大きなことが体で起こっています。

産後1ヶ月はしっかり療養して過ごしてくださいねということです。

産後は骨盤が緩んでいるので、この療養している間はしっかり骨盤が戻る(引き締まる)期間ともいえます。

 

最近では、この床上げの期間が短くなり早く動く方が増えていると聞くことがあります。

医療技術や家電製品の発展などで昔に比べ家事による体の負担も減り、産後すぐ動いても体は動けてしまいます。

 

しかし、骨盤は緩んで不安定な状態なままです。

 

骨盤が不安定な状態のまま動いてしまうと、周りの筋肉や関節に大きな負担をかけてしまいます。

この負担がかかった状態で日々を過ごすと産後の不調や痛みが出る状態になってしまいます。

 

では産後にすぐ動くと骨盤が緩んだままかというと、そんなことはなくしっかりと元に戻ります。

 

骨盤は元に戻りますが、負担がかかっていた周りの筋肉や関節はダメージは蓄積されたままです。

このダメージのことを巷の整骨院などは骨盤の歪みと言っているのです。

この「骨盤の歪みが不調を招いてる」というのはセールストークのようなものです。

産後ではなくとも骨盤の歪みなどはよく聞く言葉です。

 

では、骨盤は歪んでいてもいいのでしょうか?

 

hitohariとしての答えは「痛みがなければ問題ない」です。

問題なのは歪んでいる体や骨盤ではなく「痛みが出ている体の状態」です。

痛みがなければ、体や骨盤が歪んでいても気にならないのではないでしょうか?

 

hitohariのヨガは産後の不調や痛みの悩みを骨盤の歪みに着目するのではなく、負担のかかった筋肉や関節に着目します。

筋力や柔軟性の低下で不調が起こっているので、低下した筋力や柔軟性を回復して行こう!というヨガです。

しかし、多人数のヨガでは体の使い方を伝えきれずになんとなくポーズをしてしまう方も多いのではないでしょうか。

 

なので5名までのセミプライベートレッスンです。

 

足の位置、膝の向き、手の位置、少し変わるだけで効果が全然違います。

このポーズってこうやって体を使うんだー!とのお声もあります。

痛みが出ない体づくりから、動ける体づくりをして健康を維持するのがオススメです。

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竹内杏奈

愛知県知多市の鍼灸院&ヨガhitohariのヨガインストラクター。一児(男の子)の母。趣味は旅(最近行けてないけど…)。モットーは「自分でできることは自分でやる」。
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