肩をゆるめると耳鳴りも楽になる
耳の症状と体の硬さ ― 肩をみることの大切さ
耳の症状でお悩みの方を診ていくうえで、私たちがまず大切にしているのは 肩の状態 です。
実は、耳の症状と肩の状態には深い関わりがあります。
肩のこり方には特徴があり、hitohariではそれを6つのチェックポイントに分けて観察しています。
この6つのポイントを確認するだけで、体のどこに負担や硬さが出ているのかが分かります。
耳の症状を改善していくには、この6つのポイントが緩んでいることが欠かせません。
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肩の6つのポイントと耳の関係
耳の症状は、首や肩の緊張と深く関係しています。
しかし、実際に肩そのものに鍼をするわけではありません。
肩の6つのポイントは、手・お腹・腰 といった全身の部位と連動しています。
そのため、手・お腹・腰をゆるめることで全身のバランス整い、肩の緊張が自然と緩みます。
「全身が整う → 肩が緩む → 耳の負担が減る → 耳の症状が和らぎやすくなる」
この流れをつくるために、6つのポイントを大切にしています。
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全身をみることの意味
「肩こり」と聞くと、多くの方は肩そのものをほぐせば良いと思われます。
でも、実際は 体のどこかに原因があって肩がこっている ことがほとんどです。
その原因を探し、6つのポイントを通じて体の状態を確認することで、耳の症状につながる緊張を見極めることができます。
そして、肩を直接ではなく、体のつながりを活かして緩めていくことが、耳の症状を改善する大切なステップになります。
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まとめ
耳の症状は、耳だけを診ても解決できないことが多くあります。
肩の6つのポイントを通じて体全体を整えることで、はじめて耳の負担が軽くなり、耳鳴りや閉塞感が和らいでいきます。
「肩こりも強いし、耳もつらい」という方は、実は体全体のつながりから耳の症状が生まれているのかもしれません。
そのサインを見逃さず、一緒に整えていきましょう。