【症例】運動中に痛め、左を向きにくくなった首の痛み
■患者さんについて
70代女性
来院:2018年10月
■来院までの経緯
来院の前日、運動中に首を大きく動かした際に、寝違えのような痛みが出ました。これまで運動中にこのような痛みが出たことはありませんでした。
左を向こうとすると強く痛み、身体ごと向かなければ左を見られない状態でした。また、首や肩が気になり出すと、左顔面にピリピリした違和感が出ることもありました。
以前通っていた鍼灸院が引退されたため、別の鍼灸院を探していたところ、当院の隣の薬局から紹介を受けて来院されました。
■初回に確認したこと
左頸部に硬さがみられ、首を左へ回す動作(左回旋)と左へ倒す動作(左側屈)では、左側の同じ場所が痛むように感じるとのことでした。
首の緊張に加え、後頭部付近と首の前側にも硬さがみられました。足首などの状態も確認しながら施術を行い、その都度、首の動きを確認しました。
施術中に動かせる範囲に変化がみられ、初めよりも可動域が広がったところで初回を終了しました。
■2〜3回目
2回目
前回の施術後から首がかなり動くようになったと話されました。ただ、あと少し取りきれていない感じがあり、左側屈と左回旋には左側の詰まり感が残っていました。
来院の2〜3日前には葬儀で長時間座っており、肩や腰の強い張りも気になっていました。臀部、右肩甲骨の内側にも硬さがみられました。
首の動きと肩・腰・臀部、足の状態も確認しながら施術しました。施術中には首の可動域や肩まわりの緊張に変化がみられました。
3回目
首については、もうほとんど気にならなくなったと話されました。若干の硬さはみられたため、その状態も確認して施術し、首についてはいったん終了しました。
ほかにも気になる部位があり、その後はそれらについて定期的な施術を継続しています。
■変わったこと・残ったこと
初回には身体ごと向かなければ左を見られない状態でしたが、2回目には首がかなり動くようになったとの話がありました。一方、この時点では左側屈・左回旋の詰まり感が残っていました。
3回目には首をほとんど気にしなくなったとの報告があり、首の施術は一区切りとなりました。身体を確認した際には若干の硬さが残っており、ほかの部位については施術を継続しています。
■この症例について
首の動作時の痛みや動かせる範囲を確認し、来院ごとの変化を記録した症例です。首以外にも肩や腰、臀部などの状態を確認しました。
身体にみられた硬さと、本人が感じた症状や動きの変化は、それぞれの記録として掲載しています。この経過だけから、特定の部位が首の痛みの原因だった、あるいはその部位への施術によって症状が変化したと判断することはできません。
主に使用したツボ
後谿(L)、陽輔(L)、足太陽(L)、承山(L)、仙陵(L)、三陰交(L)
※症例は施術結果を保証するものではありません。
症状や経過には個人差があります。
■同じ症状でも、経過は一人ひとり異なります
症例とまったく同じ経過でなくても構いません。
「首を動かすと痛い」
「寝違えたような痛みが続いている」
「首だけでなく、肩や背中も気になる」
という場合もご相談いただけます。
初回は、どの方向へ動かしたときに痛みが出るのかを確認しながら、首だけでなく身体全体の状態もみていきます。




