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生理痛(月経困難症)の症例

生理痛(月経困難症)の症例

【生理痛(月経困難症)の改善報告】

◾️症例1 生理痛 女性

◾️患者

30代 女性

◾️来院

2018年11月

◾️症状

以前から生理痛がひどく、痛みと経血量がかなり多い状態が続いている。生理前になると気分の浮き沈みも激しくなる気がする。生理になるとお腹もパンパンに張ってきてしまい、体調も悪くなることが多い。また、肩こりも前から気になっており、生理になるとひどくなる気がする。鍼もヨガも興味があり両方行っている当院へ来院された。

◾️治療内容

◾️1診目

首肩を触診すると首に強い緊張が見られた。上を見上げる動作をすると緊張しているところが痛くなる。対応する足首のツボに鍼をすると下に移動した気がするとの事で、手のツボに鍼をすると首の違和感は軽くなった。肩の方が気になる。肩の硬さはお腹の硬さと関係していると考え、腹部を触診すると肩に関係するエリアの緊張、生理時に関係するエリアに痛みを伴う緊張を確認できた。対応するツボに鍼を行ったところ腹部の緩みを確認できた。治療後に確認すると肩も軽くなったため1回目の治療を終えた。

 

◾️2診目(7日後)

生理になり、お腹のハリ感が強く出てきた。吐き気も伴うため仕事を休んだ。お腹を触診すると全体にハリ感が強い。肩は前回後から楽な感じがすると。特にハリ感や嫌な感じがするところを中心に緩める。治療後に来院時にパンパンだったズボンが拳が入るくらいゆるくなり、吐き気も治まった気がするとの事で2回目の治療を終了する。

◾️3〜4診目

腹部を緩める治療を中心に行う。先月の生理の時に比べ症状がひどくない事に気付き、旦那さんからもいつもより辛くなさそうと言われたとの事。気分も落ち込むことが多いが今回はあまり落ち込みもない。

◾️5診目

生理1週間前で少し違和感が出てきた気がする。腰のハリ感も気になる。今まで同様の治療に腰に関係するツボを加える。今まで違い大分良い様な感じする。またヨガレッスンもやってみたいとの事ではり治療を一旦終了する。

ヨガレッスン受講時に前回の生理の時に痛みが全くなく驚いたとの感想をいただいた。

◾️同時に治療した症状

肩こり

◾️使用したツボ

足太陽、六谿、三陰交、四瀆、元瑠、陰陵泉、開魄

◾️まとめ

生理痛はお腹の血流が悪くなって起こることがかなり多い。血流が悪くなると腹部に緊張として現れる。その緊張を取り除くことで血流が戻り生理時の不調が良くなることが多い。今回も腹部の緊張を取り改善した良い例といえる。PMS(月経前症候群)も同様に腹部の緊張を取り除くことで不調を緩和できるケースがほとんどである。また、生理の時に辛くなる肩こりは下腹部の緊張が影響していることも多い。腹部を緩めると肩も楽になる。

※結果には個人差があり、効果効能を保証するものではありません。

◾️症例2 生理痛、お腹の張り 女性

◾️患者

30代 女性

◾️来院

2018年12月

◾️症状

生理の時に痛みやお腹のハリ感、腰の痛みを感じる。お腹はかなりパンパンに張ってしまう。冷えも気になる。排卵痛もあり、生理前にも不調が起こることが多い。ホームページで検索して来院。

◾️治療内容

◾️1診目

腹部を触診すると全体にハリ感が強い。特に下腹部のハリ感が強く出ている。腰の動作テストをすると、前・後屈、左側屈で腰の同じ箇所に痛みを感じる。婦人科系特有のお腹の緊張と腰の痛みを感じる箇所が腹部の同じエリアの反応だったため足に鍼をすると腰の前屈、左側屈の痛みが消失。後屈で違和感が残るためふくらはぎのツボに鍼をすると後屈の違和感が消失。お腹の季肋部の緊張も強いため手のツボに鍼をするとお腹全体に緩みが出る。排卵痛に関係するエリアの反応もあったため鍼をすると緩んだため初回の治療を終了した。

◾️2診目(5日後)

前回治療後からは腰は気にならない。腰が楽になると首が気になる様になってきた。ずっと下を向いての作業のため首にも負担がかかる。動作テストをするとどの動きをしても右側に違和感が出る。首の緊張と関係するところに鍼をすると首の違和感が消失。お腹は手のツボで全体のハリ感を取るとお腹の正中ライン(特におへそ周辺)に硬さが出てきたため頭のツボに鍼をすると硬さが減弱。排卵痛のエリア、婦人科系特有のエリアに反応があったため鍼をして2回目の治療を終了した。

◾️3診目(7日後)

次の生理が1週間後だがいつもならもっと辛い症状が出るが今回はかなり楽との事。排卵痛も今回はない。首や腰も気にならないとの事。お腹の硬さを緩める治療をして3回目を終了。一旦様子を見たいとの事で一旦治療を終了する。また症状が出てきたら連絡していただく様お伝えして終了。

◾️同時に治療した症状

首の痛み、腰痛

◾️主に使用したツボ

元瑠、三陰交、合谷、陰陵泉、足五里、百会

◾️まとめ

生理の時に現れるいろいろな症状はお腹の緊張と深く関わっている。当院が所属している整動協会は腹部の診断エリアを38エリアとかなり細かく分けている。このエリア一つ一つに対応するツボがあるため、しっかりと見極めお腹の緊張を取る事で生理時や月経前困難症の辛い症状も改善が期待できる。

※結果には個人差があり、効果効能を保証するものではありません。

◾️症例3 生理痛、生理不順 女性

◾️患者

30代 女性

◾️来院

2019年7月

◾️症状

生理初日になると腰やお腹が痛くなり、毎回鎮痛薬が必要になる。1日中痛みがひどく仕事するのも大変で、夜などもあまりの痛みに起きてしまう。また2〜3年ほど前から生理の周期もバラバラになり安定していない。毎回かなり強い痛みが出るため少しでも痛みを軽減したいと思い来院された。

◾️治療内容

◾️1診目

お話を聞くともともと内臓の不調を感じている。お腹に触れてみても冷えや張り感がある。腹部を触診すると全体にハリ感が強い。背中や腰の筋肉も硬くなっている。まずはお腹の筋肉が硬くなっているところを緩めるために手足に鍼をし緩める。また背中や腰も硬いので臀部に鍼をし初回を終了した。

◾️2〜3診目

治療後はよく眠れた。治療した3日後に生理がきたが、痛みは強いままだった。2回目以降も初回同様の治療をする。

◾️4診目

4回目の治療前に生理があったが痛みが減っていた。周期はまだ安定していない。

◾️5診目

生理痛は少し痛みは出るものの軽減している。夜の痛みはあるものの日中仕事をしている時などは楽に感じる。

現在も月に1度治療を継続して行なっているが、生理痛は以前に比べかなり軽減され周期も安定している。

◾️主に使用したツボ

外丘、三陰交、胞こう、曲泉、大臀、巨骨

◾️まとめ

生理になると1日を通してつらかった痛みもお腹の緊張をピンポイントで緩めることによって緩和することができる。

※結果には個人差があり、効果効能を保証するものではありません。

◾️症例4  PMSによるイライラ 女性

◾️患者

30代 女性

◾️来院

2020年3月

◾️症状

以前からPMSによるイライラがある。また生理周期に入ると冷えを極端に感じていたり、首・肩こりを感じていた。もともとヨガでも当院を利用していただいており、体質改善もかねて来院。

◾️治療内容

◾️1診目

お腹に触れるとストレスに関係するところや肩に関係する下腹部の緊張が強かった。膝や足首手のツボに鍼をして緩める。また肩に関係する臀部のツボに鍼をして初回を終了。

◾️2〜5診目

3回目の治療前には少しイライラはあったが薬を飲まずに過ごせた。

5回目の治療前には1週間前にはまだ少しイライラを感じると。

◾️6〜7診目

生理2週間前だがいつもに比べ調子がいいと。生理1週間前も不調は少なく、今回の生理は今までになく調子が良いと。精神面での効果を感じるようになりイライラがかなり減っていると。

現在も生理周期に合わせ定期的に治療を行なっているが、生理の不調を感じることはないとのこと。

◾️主に使用したツボ

曲泉、三陰交、合谷、陰陵泉、大臀

◾️まとめ

PMSなどのイライラの症状の場合、ホルモンバランスの崩れと言われることも多いが腹部の緊張を取ることでも精神面の症状を軽減することができる。生理の不調の場合イライラと同時に他の症状が出ることもあるが、いずれの場合も下腹部やお腹の緊張をとることでいろいろな症状を改善できる。

※結果には個人差があり、効果効能を保証するものではありません。

【月経困難症・PMSについてはこちら

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